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手抜き工事に注意!外壁コーキングの正しい施工と見抜き方
コラム

※この記事は約3分で読むことができます。
【目次】
1. 外壁コーキングの役割と重要性
2. 手抜き工事によるトラブル事例
3. 適正な施工方法と劣化の見分け方
4. 使用する材料と耐用年数の違い
5. 信頼できる業者選びのポイント
6. よくある質問(Q&A)
7. まとめと無料点検のすすめ
【1. 外壁コーキングの役割と重要性】
コーキングとは、外壁材の継ぎ目や窓回りなどの隙間を埋め、防水性・気密性を高めるためのゴム状の材料です。特にサイディング外壁では、パネル間の隙間を埋める目地にコーキングが施工されており、建物を水や湿気から守る重要な役割を果たしています。
劣化が進んでコーキングが割れたり剥がれたりすると、雨水が浸入して壁内の木材や断熱材にダメージを与える恐れがあります。そのため、定期的な点検と打ち替え・増し打ちなどの施工が必要です。
【2. 手抜き工事によるトラブル事例】
外壁リフォームの中でも、コーキング工事は目に見えにくいため、手抜きが発生しやすい部分でもあります。代表的なトラブルとしては以下のような例が挙げられます。
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増し打ちで済ませるべき箇所を打ち替えせずに施工する
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古いコーキングを除去せず、そのまま上から施工する
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プライマーを塗らずに充填し、すぐに剥がれてしまう
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見積書に施工範囲や工程が明記されていない
これらの手抜きは、施工直後は見た目がきれいでも、数年以内に雨漏りやひび割れが再発する原因になります。
【3. 適正な施工方法と劣化の見分け方】
適正なコーキング施工には、「既存コーキングの完全撤去」「プライマー処理」「充填」「ヘラ押さえ」といった工程が必要です。これらを省略すると、耐久性が大きく下がってしまいます。
以下のような症状が見られた場合は、劣化のサインといえます。
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コーキング部分にひび割れ、剥離、痩せ(痩せ細り)がある
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雨天時に壁面から水がしみ出している
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外壁に黒ずみやカビが見られる
施工完了後の状態が均一で、しっかり密着しているかを目視で確認することも重要です。
【4. 使用する材料と耐用年数の違い】
コーキング材にも種類があり、使用目的や部位に応じて選ぶことが求められます。
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ウレタン系:柔軟で密着性が高く、住宅外壁向き(耐用年数:5〜8年)
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シリコン系:水回りに多用されるが、塗装との相性が悪い場合あり(耐用年数:10年〜)
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変成シリコン:上から塗装可能で外壁に最適(耐用年数:10〜15年)
使用材料の種類やグレードによっても、施工費用や長期的なメンテナンス性に影響が出ます。
【5. 信頼できる業者選びのポイント】
業者を選ぶ際は、以下の点をチェックしましょう。
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見積書に「撤去」「プライマー」「材料名」などが明記されているか
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施工前後の写真を提出してくれるか
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保証制度が明記されているか(例:5年保証など)
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地元での施工実績があるか
訪問販売や激安チラシなどは慎重に対応する必要があります。施工品質の低さから後悔する例も少なくありません。
【6. よくある質問(Q&A)】
Q1. コーキングだけの補修でも依頼できますか?
A. はい、部分補修にも対応している業者が多くあります。特に雨漏りなどの緊急性がある場合は、早急な対応が求められます。
Q2. DIYで施工するのは可能ですか?
A. 小規模であれば可能ですが、しっかりとした密着処理や防水性能を担保するには専門業者に依頼した方が安心です。
【7. まとめと無料点検のすすめ】
外壁コーキングの劣化は、見落とされがちですが、放置することで建物全体の耐久性を損なう原因になります。施工内容の透明性と信頼性の高い業者選びが、住まいを守る最も効果的な手段です。
磐田市で外壁補修をご検討の方は、「壁塗さん」の無料点検サービスをぜひご利用ください。調査から見積もりまで、丁寧に対応させていただきます。
監修者情報
公開日:2023年10月11日