お知らせ・コラム
「10年持つ」と言われたのに2年でボロボロ。塗装業者の罠とは？
コラム
1. 信じていたのに…たった2年で起きた塗膜剥がれの実話
「10年は安心ですよ」
そう説明を受けて契約した外壁塗装工事。施工直後はピカピカの外壁に満足していたものの、2年も経たないうちに壁の一部に異変が……。
塗膜が浮いている ・ひび割れが出てきた ・雨の跡が染み込んで剥がれてきた。
「えっ、もう塗り直し？」と思ったときにはすでに遅く、保証対象外と説明され、また数十万円の出費が必要に。
誰にでも起こり得る“期待と現実のギャップ”が、この業界には潜んでいます。
2. なぜ「10年持つ」は信用できなかったのか？
そもそも「10年持ちます」という言葉、何を根拠にしているのでしょうか？
実はこの言葉、次のようにあいまいな基準で使われることが多いのです。
・「理論上」の塗料寿命を基にしている
・メーカー試験（ラボ環境）を根拠にしている
・実際の施工条件や立地環境を考慮していない
つまり、「10年」はあくまで理想条件での数値であり、現場によって大きく変わるということ。
説明がなかったのではなく、“説明されるべきだった”ことが抜けていた可能性があるのです。
3. 早期劣化の原因はこの3つ
実際に「2年でボロボロ」になった場合、次のような原因が考えられます。
① 下地処理不足
外壁に汚れや古い塗膜が残ったままだと、塗料が密着せず、早期にはがれやすくなります。
② 不適切な塗料の選定
日射や雨の多い地域で、屋外用でない塗料や安価な塗料を使用すると、すぐ劣化することも。
③ 塗布量・塗装工程の不備
「3回塗り」のはずが実質2回以下だったり、乾燥時間を守らず次の工程に進んだりする場合もあります。
塗装の品質は、“塗ってから見えなくなる”部分に大きく左右されます。
4. 塗装業者の“説明不足”で起きるミスマッチ
ユーザーが塗装の専門知識を持っていない前提で、説明を省略されると、次のようなミスマッチが起こります。
・塗料の耐久年数を「建物条件に関係なく」そのまま伝えている
・「人気のある塗料だから」と紹介されるが自宅の立地には不向き
・「保証がつく」と言いながら、実際は対象が極端に限定されている
説明の質が問われる時代
本当に誠実な業者は、こうした内容を事前にしっかり説明し、“説明の有無”ではなく“理解されたかどうか”を大切にしています。
5. 見極めのカギ！「塗料×環境×施工」の3つの視点
塗装が長持ちするかどうかを見極めるには、以下の3点を業者に質問・確認してみてください。
● 塗料
・メーカー名、グレード、正式な製品名は？
・それはどのくらいの耐用年数で、どんな特徴があるか？
● 環境
・自宅の方角・立地（日当たり・潮風・雨だれ）は考慮されているか？
・下地の状態はどうか？ひび割れは？カビは？
● 施工
・3回塗りのスケジュールと各工程の時間は？
・乾燥時間の確保、天候判断の基準は？
この3つが揃って初めて、「10年持つ塗装」が現実的になります。
6. 磐田市で塗装をするなら気をつけるべき気候のクセ
磐田市は温暖な地域でありながら、次のような気候特性があります。
・夏は高温・強い紫外線：塗膜の劣化を早める原因に
・冬は乾燥と朝晩の寒暖差：塗装の乾燥に影響
・海風・塩害の影響があるエリアも：金属部や塗膜が傷みやすい
これらを踏まえ、地域性に配慮した塗料と施工法の提案がされているかが重要です。
7. まとめ：長持ちする塗装は、対話から始まる
「10年持つ」と言われて安心しても、実際には“2年でボロボロ”になるケースは少なくありません。
その多くは、
・施工内容が不十分だった
・塗料の選定が不適切だった
・業者の説明が不十分だった といった、“見えない部分”に原因があります。大切なのは
・塗料の選定根拠を聞くこと
・自宅の環境に合っているかを確認すること
・施工計画の透明性を確保すること
になります。
「壁塗さん」では、
☑納得いくまで塗料や工程の説明を行い
☑地域の気候に最適な塗装提案をし
☑長く安心できる施工を目指しています
10年後に「やってよかった」と思える塗装を、一緒に考えてみませんか？