お知らせ・コラム
外壁塗装のトラブルが多い理由
コラム
外壁塗装は素人目では手抜き工事か否かが判断しにくいため、トラブルが比較的多く発生しやすいのが現実です。
例えば、3回塗るべき塗料を2回しか塗らずコスト削減したり、利益のために汚れ落としやサビ止めといった基本的な工程を行わない業者も存在します。
今回は、外壁・屋根塗装を行う上でよくあるトラブルと対策方法について説明していきます。
外壁塗装に関するトラブルの年間件数は具体的に公表されているわけではありませんが、外壁塗装のトラブルは比較的多く発生しています。国民生活センターに寄せられる相談事例の中でも、外壁塗装やリフォームに関連する苦情が数多く寄せられています。特に、工事の不備や追加費用に関するトラブルが目立ちます。
■国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/adr/hunsou/data/adr-20200806_009.html
例えば、「アフターサービスを謳っていたが実は有料だった」「見積もり時の料金は安かったが、追加の作業をすすめられ、最終的に高額になった」といったケースが報告されています。
1. 説明不足による認識の違い
ハウスメーカーの営業担当者が外壁塗装の詳細を理解していないことがあります。塗料の種類や色、工期、費用などをしっかりと確認しないと、後でトラブルになることがあります。特に保証内容については詳しく確認しておくことが重要です。
対策
不安な点は徹底的に質問し、納得できない場合は契約を控えるべきです。クーリングオフ期間内なら契約解除が可能です。
2. 金銭面のトラブル
「アフターサービスが有料だった」「追加作業で費用が増えた」など、見積もり時と異なる金額になることが多いです。
対策
複数の業者から見積もりを取り、比較することが大切です。見積もりに含まれる内容を詳細に確認し、支払い条件も確認しておきましょう。
3. ご近所とのトラブル
塗料の臭いや飛散、足場の設置に関する苦情が発生しやすいです。
対策
見積もり時に業者に対処法を確認しましょう。臭いの少ない塗料や飛散しにくい方法を選び、近隣に事前に挨拶をすることでトラブルを防ぎます。被害が発生した場合の保険対応も確認しておくと安心です。
施工中の防犯対策
工事中は家が見えにくくなり、泥棒に狙われることがあります。工事関係者以外が入れないように注意し、足場を施錠したり、センサーライトを設置することをお勧めします。
最低限の知識を持つことの重要性
外壁塗装に関する基本的な知識を持つことで、業者とのコミュニケーションがスムーズになり、トラブルを防げます。事前に調べ、疑問点があれば業者に質問するようにしましょう。
外壁塗装のトラブルは多いですが、しっかりと準備と確認をすることでリスクを減らすことができます。自分の家を守るためにも、適切な対応を心がけましょう。
監修者情報
公開日:2023年10月11日